♨ 温度
88°C
⛰ 標高
345 m
⚗ pH
8.6
💧 TDS
510 mg/L
🌊 流量
35 L/s
📅 開設
1940
✓ 確認日 2026-07-22
Termas de Puyehueはチリ・Los Lagosに位置する硫黄泉・重炭酸泉。源泉温度は88℃、標高345mの地に湧出する。泉水はアルカリ性(pH約8.6)の泉質、炭酸水素塩泉・シリカを豊富に含む、総溶解固形物510 mg/Lが特徴だ。1940年創業。リラクゼーション・リウマチ療法・皮膚科治療など多様な温浴療法が行われる。施設では入浴・露天プール・蒸し風呂などが体験できる。
| Bicarbonate | 280 mg/L |
| Silica | 88 mg/L |
| Sodium | 62 mg/L |
| Sulphate | 45 mg/L |
| Chloride | 32 mg/L |
テルマス・デ・プジェウエは1940年、チリの実業家エンリケ・ラビーによって創設された。彼はこの地域を南米版のヨーロッパ大温泉保養地たりうる場所と見込んでいた。この施設はピノチェト政権時代、外交行事が催される重要な社交の場となったが、その後は民間のウェルネス施設としての役割に戻っている。温泉が位置する広大なプジェウエ国立公園は、コロンブス以前から変わらぬ温帯雨林を保存している。
湖水地方の温泉は、地元で「アグアス・カリエンテス(温かい水)」と呼ばれ、何世紀にもわたりマプチェ・ウイリチェ族の先住民コミュニティの健康習慣の中心となってきた。この温泉地を指すウイリチェ語の「プウェ(pewü)」(泉・水源の意)という名称は、温泉がマプチェの最高神ングネチェンからの贈り物とみなされてきた精神的な側面を示している。この火山性温泉の景観に対する先住民の畏敬の念は、今日もこの施設の自然に根ざしたウェルネスへのアプローチに影響を与え続けている。
テルマス・デ・プジェウエはプジェウエ国立公園内において、CONAF(チリ国家森林公社)からの許可のもとで運営されており、公園内の水路への排水はゼロとすること、および厳格な建設制限が義務付けられている。この施設はニラウエ川の流れ込み式水力発電施設から電力の100%を調達し、建物の暖房には地熱の直接熱交換方式を用いている。2011年の火山噴火は、火山活動後の温泉水の化学組成変化を研究する地質学的な貴重な機会をもたらした。