Photo by Panoramio upload bot, via Wikimedia Commons (CC BY 3.0)
🇵🇪 Peru · Cusco
♨ 温度
42°C
⛰ 標高
2040 m
⚗ pH
7.4
💧 TDS
680 mg/L
🌊 流量
25 L/s
📅 開設
Inca period
✓ 確認日 2026-07-22
Aguas Calientes Thermal Springsはペルー・Cuscoに位置する重炭酸泉・硫黄泉。源泉温度は42℃、標高2040mの地に湧出する。泉水は中性に近い(pH約7.4)の泉質、炭酸水素塩泉・カルシウム泉を豊富に含む、総溶解固形物680 mg/Lが特徴だ。リラクゼーション・高地順応・リウマチ療法など多様な温浴療法が行われる。施設では入浴・屋外プール・全身浴などが体験できる。
| Bicarbonate | 310 mg/L |
| Calcium | 88 mg/L |
| Magnesium | 29 mg/L |
| Sulphate | 64 mg/L |
| Sodium | 42 mg/L |
アグアス・カリエンテスの温泉は16世紀のスペイン植民地時代の記録に登場し、サパ・インカとその廷臣たちがマチュピチュ滞在中に山中の温泉池で入浴していたことが描かれている。この温泉はインカの「パチャクティ(pachacuti)」という概念の一部であった。これは大地の生命力との接触を通じて世界を刷新するという思想であり、温泉水はその主要な発現とされた。アグアス・カリエンテスはユネスコ世界遺産「マチュピチュ歴史保護区」の一部であり、世界でも屈指の重要性を持つ文化・自然遺産の指定地域である。
インカの人々にとって温泉はパチャママ(大地の母)やアプ(山の精霊)との神聖なつながりであり、そこに入浴することはアンデスの風景に宿る神聖な力との交わりの行為であった。アグアス・カリエンテスの温泉は今なお、現代のケチュア語を話すコミュニティが伝統的な儀式を執り行う場であり続けており、コロンブス以前の慣習との精神的な連続性が途切れることなく保たれている。マチュピチュの考古学的な壮大さと温泉池の親密な温もりとの組み合わせは、世界でも類を見ない文化的深みのある体験を生み出している。
アグアス・カリエンテスは、厳格な来訪者管理プロトコルを持つユネスコ世界遺産「マチュピチュ歴史保護区」の管理枠組みのもとで運営されている。城塞と温泉施設の両方について、1日あたりの来訪者数に上限が設けられている。源泉からの取水量はペルーの国家水資源庁(ANA)によって監視されている。2021年にペルー政府が策定した保護区のマスタープランには、温泉の保全対策と、雲霧林の遊歩道への負荷を減らすためのロープウェー代替案が盛り込まれている。
ウェブサイトwww.machupicchu.gob.pe
住所Aguas Calientes (Machu Picchu Pueblo), Urubamba, Cusco Region, Peru