Photo by Soica2001, via Wikimedia Commons (Public domain)
🇯🇵 Japan · Mutsu, Shimokita Peninsula, Aomori Prefecture
♨ 温度
74.4°C
⛰ 標高
—
⚗ pH
2.1
💧 TDS
—
🌊 流量
—
📅 開設
862 CE (traditional founding date of Bodaiji Temple, attributed to the monk Ennin)
✓ 確認日 2026-07-28
恐山は下北半島にある活火山カルデラで、日本三大霊場の一つとされ、地元の仏教伝承では死者の世界と結びつけられている。伝承によれば862年に慈覚大師円仁によって開かれた菩提寺の境内には、硫黄の香りの強い4つの温泉浴場がある。源泉は含鉄・硫黄-ナトリウム-塩化物泉で、pHは約2.1の強酸性、泉温は74.4度に達する。周辺は噴気孔や硫黄で白く変色した岩に覆われ、硫黄の匂いが立ち込めている。参拝者は境内の温泉に無料で入浴でき、隣接する恐山温泉宿坊吉祥閣が山内唯一の宿泊施設となっている。
硫黄泉の湧く境内を持つ菩提寺は、伝承では862年に円仁によって開かれたとされ、1457年に一度廃絶した後、1530年に再興された。温泉自体はこの地の継続的な火山活動の中で湧出しており、かつて明治期には山中で硫黄採掘も行われていた。
毎年7月20日から24日にかけて菩提寺で行われる恐山大祭には、口寄せと呼ばれる儀式を通じて亡くなった親族と交信するために、伝統的に盲目の女性霊媒であるイタコに口寄せを依頼する参拝者が訪れる。境内の硫黄泉に浸かることも、寺への参拝と並ぶ参詣の一部となっている。