Photo by Mill 1, via Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)
🇪🇨 Ecuador · Tungurahua Province
♨ 温度
40°C
⛰ 標高
1820 m
⚗ pH
7
💧 TDS
620 mg/L
🌊 流量
—
📅 開設
Colonial period; thermal tradition continuous since 16th century
✓ 確認日 2026-07-22
Baños de Agua Santaはエクアドル・Tungurahua Provinceに位置する地熱温泉。源泉温度は40℃、標高1820mの地に湧出する。泉水は中性に近い(pH約7.0)の泉質、炭酸水素塩泉・ナトリウム泉を豊富に含む、総溶解固形物620 mg/Lが特徴だ。数世紀にわたる歴史を持つ。リラクゼーション・リウマチ療法・皮膚など多様な温浴療法が行われる。施設では入浴・スチームルーム・川の水風呂などが体験できる。
| Sodium | 95 mg/L |
| Bicarbonate | 380 mg/L |
| Sulphate | 62 mg/L |
| Calcium | 48 mg/L |
| Silica | 28 mg/L |
バニョス・デ・アグア・サンタは植民地時代から巡礼と治癒の地であり、その中心には「聖なる水の聖母」教会と、火山性の温泉水がもたらすとされる奇跡的な治癒の伝統がある。この町は1999年のトゥングラワ火山噴火の際、短期間の避難の後に持ちこたえ、この出来事は、火山を霊的な力を帯びた両義的な存在とする地元の語りを一層深めるものとなった。町を貫くパスタサ川の峡谷は、南米で最も劇的な渓谷の一つである。
バニョスはエクアドル文化の中で独自の位置を占めている。神聖であり、祝祭的であり、そして過激でもあるという三面性を同時に備えているのだ。教会は宗教的な巡礼者を、温泉プールは健康を求める人々を、峡谷はアドベンチャー観光客を引き寄せる。街路に面した工房で鉄のフックに手作業でかけて伸ばす名物の飴菓子「メルコチャ」は、この土地そのものの象徴となっており、その熱と甘さは、町の名の由来となった火山性の温泉を思わせる。
トゥングラワ火山は今も活動を続けており、バニョスにリスクと機会の両方をもたらしている。1999年の避難を経てこの町が見せた回復力は、地域社会のアイデンティティと火山景観との深い結びつきを示すものであった。温泉は、活火山活動によって駆動される地熱系から湧出しており、人工的な加温を必要としない資源である一方、絶え間ない監視と避難計画を要する、常に変化する地質学的状況の中に存在している。