♨ 温度
69°C
⛰ 標高
163 m
⚗ pH
7.2
💧 TDS
1480 mg/L
🌊 流量
35 L/s
📅 開設
1642
✓ 確認日 2026-07-22
Piešťany Spaはスロバキア・Trnavaに位置する硫黄泉。源泉温度は69℃の豊かな温泉水が湧き出る。泉水は中性に近い(pH約7.2)の泉質、硫酸塩泉・カルシウム泉を豊富に含む、総溶解固形物1480 mg/Lが特徴だ。1642年創業。リウマチ療法・運動器障害・整形外科など多様な温浴療法が行われる。施設では泥療法・入浴・水治療法などが体験できる。
| Sulphate | 680 mg/L |
| Calcium | 290 mg/L |
| Magnesium | 108 mg/L |
| Sulphur (H₂S) | 12 mg/L |
| Bicarbonate | 245 mg/L |
ピエシュチャニの療養水に関する最初の文献記録は1642年にさかのぼるが、泉は先史時代からすでに利用されていた可能性が高く、泉の付近では新石器時代の石器が発見されている。この温泉保養地は17〜18世紀にエルデーディ貴族家の庇護のもとで発展し、1805年のアウステルリッツの戦いの後、ナポレオンの将軍たちがここで治療を受けたことでヨーロッパ中にその名声を得た。アール・ヌーヴォー様式の温泉島は、1889年から1940年までウィンター家の経営のもとで整備された。
ピエシュチャニの癒やしの文化は、そのシンボルである「松葉杖を折る像」に体現されており、中央ヨーロッパで最もよく知られる治癒の象徴のひとつとなっている。多くのヨーロッパの温泉保養地が週末型の治療に移行する中、ここでは4〜6週間に及ぶ長期滞在型の温泉療養の伝統が今も守られている。ヨーロッパ各地、中東、ロシアからの患者たちがピエシュチャニの完全な療養プログラムを受けに訪れ、国際色豊かな療養コミュニティを形成している。
ヴァーフ川に浮かぶ島という立地が、源泉の帯水層を自然に保護する役割を果たしている。ピエシュチャニの温泉保養地の運営当局は、源泉の圧力と鉱物成分を監視するため毎年地質調査を実施している。歴史的な温泉建築物は、保護指定を受けた外観を保ちながら、現代的な断熱材によって改修され、エネルギー消費の削減が図られている。泥の採取は許可制で規制されており、年間採取量が制限されることで帯水層の回復が確保されている。