♨ 温度
87°C
⛰ 標高
20 m
⚗ pH
7.2
💧 TDS
8400 mg/L
🌊 流量
6000 L/s
📅 開設
Roman era
✓ 確認日 2026-07-22
Terme Euganeeはイタリア・Veneto, Colli Euganeiに位置する硫黄泉・放射能泉。源泉温度は87℃の豊かな温泉水が湧き出る。泉水は中性に近い(pH約7.2)の泉質、塩化ナトリウム泉・硫酸塩泉を豊富に含む、総溶解固形物8400 mg/Lが特徴だ。ローマ時代から続く歴史的温泉地。リウマチ療法・整形外科・皮膚科治療など多様な温浴療法が行われる。施設では泥療法(ファンゴ)・入浴・吸入などが体験できる。
| Sodium Chloride | 5800 mg/L |
| Sulphate | 1200 mg/L |
| Bromine | 24 mg/L |
| Iodine | 1.4 mg/L |
| Radon (Rn) | 0.18 mg/L |
エウガネイ温泉盆地はローマ時代から利用されており、当時フォンス・アポニ(現アバーノ・テルメ)は皇帝や元老院議員が訪れる評判の保養地であった。この地域の温泉遺産はリウィウス、クラウディアヌス、カッシオドルスの著作にも記録されている。火山性のエウガネイ丘陵は地方自然公園に指定されており、深い火山地質に起源を持つこれらの泉は、生きた地球科学遺産となっている。
温泉水の中で熟成させた治療用火山泥を用いる「ファンゴ療法」というエウガネイの伝統は、ヨーロッパで最も医学に深く組み込まれた温泉療法である。イタリアの医療用温泉施設(テルメ・メディケ)は国の保健規制のもとで運営されており、アバーノとモンテグロットのファンゴ療法は一世紀以上にわたりイタリアの医師によりリウマチ性疾患の治療として処方されてきた。これは医療機関と温泉文化とが融合した独自の例である。
87℃に達するエウガネイ温泉盆地の深部帯水層は、有限の地熱資源として慎重な管理を要する。ヴェネト州当局は採取量を規制し、源泉の封鎖プロトコルを定め、20世紀に歴史的な問題であった地盤沈下を防ぐため帯水層の圧力を監視している。コッリ・エウガネイ地方公園は涵養域を保護し、深部帯水層を損なう恐れのある開発を制限している。